読み鍋屋

杓子を逃げしものや何

好きな曲をギターのコード弾きで楽しむための備忘録 前編:押さえ方の体系的な整理

※アクセスしたときすぐに早見表を参照できるよう、本文は後ろに配置しています

本稿の目標

  • 4本以下で頻出コードを全て表現できる最低限の押さえ方を網羅する
  • Fコードで挫折してギターをインテリアにしている人にギターをさわってもらう

全押さえ方早見表

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基準となるフルコードの押さえ方を赤く塗りつぶした。セブンスに関しては□m7を基準にした。横の派生コードは、このコードから押さえる弦の本数を減らしたり、一部ずらしたりしている。基本コードからここだけずれている!という弦を赤字で示した(dimはずれすぎているから赤くしていない)。

はじめに

エレキギターを家に迎え入れて1年、モチベーションのある時はフレーズの練習とかする時期もあったが、結局好きな曲に合わせてコードを弾く、コード弾きに落ち着いてしまうことが多かった。パワーコードで基本完結する曲とか、m7がたくさん出てくる曲とか、dimやm7-5でアクセントを付ける曲とか、クリシェでメジャー→6→aug→7という遷移が登場する曲とか色々あったが、ちょっと使い慣れないコードが出てくる度にググったりノートを見返したりする。毎回異なるサイトを参照するのが結構面倒になってきたし、かと言って自分で理解しやすいような言語化がされているサイトもなかなか見当たらないので、ルート音とコード名さえ覚えていれば弾けるよう、このページでなるべく簡潔にまとめておきたいと思う。

なお、私は人前で弾く機会は今のところなく、完全に自己満足で弾いており、本稿でまとめた内容もそれで満足できればいいという理念なので、この記事は究極の意識低い系記事である。正確性はあまり担保しないが、初心者が読む分には役立つんじゃないかと思う。ちゃんとしたレベルに達することを現実的に考えている人には、変な癖をつけてしまうかもしれない。

それから、数字付きのコード名は、ルート音から数えて何番目の音を出しているかを表していて、そういう解説をわかりやすくしてくれる本やサイトもある*1。読み物としては興味深いし、本稿の整理の参考にもなる理論だけれど、実際に弾くときにとっさに思い出す点では、現時点で定着しなかった。そのため、このアプローチで考える理論は他の方にお任せしたい。面倒がってるのかそうじゃないのか自分でもよくわからないが、とにかくフレットの位置で覚える力技を体系的に整理しようというのが本稿の理念である。情報収集に役立ったサイトや本については最後にまとめる。間違ったことを書いていたらご指摘いただけると幸いです。

基本知識と定義

本章では、ギター触りたての人が本稿を読んでも分かるよう、基本的な用語をまとめる。また、この記事特有の表記についても定義する。

  • 低い方から6, 5, ..., 1弦。あるいはコードを抑える方の手(右利き用ギターなら左手)の手のひらに近い方から1, 2, ..., 6弦。
  • ギターの柱に当たる指板に打ち込まれた金属棒をフレットと呼び、フレット同士で区切られた指板領域をヘッドに近い方(スタンドに立てたとき上になる方)から1フレット、2フレット…と数える。前後1フレットずれると半音上下し、12フレットずれると1オクターブのずれになる。本稿ではm弦nフレットのことをm弦nfと表記する。
  • コード名の1文字目はルート音と呼ばれ、基本的に(分数コード以外は)最低音を指す。本稿ではルート音そのものを□で、位置するフレットをRで表記する。たとえば5弦ルートのルート音なら5弦Rfとなる。本稿ではルート音のフレットから2つずれたフレットはR+2と表し、表では"R+"を省略し、ルート音のフレットを基準とした位置を示す。
  • ギターの弦の押さえ方を表した楽譜をTAB譜と呼ぶ。TAB譜には6本の線が並び、各線が各弦に対応している。弦の並びは5線譜と同じように下から低音。

基本理念

押さえる弦の本数はコードの解像度

”Fコードが弾けなくて挫折した”という人は大抵全部の弦の音を鳴らそうとしているけど、2~3本でもまあそれっぽくなるんだから最初は2~3本だけ押さえたパワーコードを習得すれば良いんじゃない?押さえる弦の本数は少なければ少ないほど簡単(他の弦は適当に押さえてミュートしておけばいい)。

押さえる弦が2本でもメジャーコードは成立する。でもメジャーとマイナーとセブンスの区別はつかない。3つの音を組み合わせればだいぶだいぶ見分けをつけられるようになるけど、最もポピュラーな3本コードであるパワーコードは、3本目でオクターブ高い音を鳴らすから依然区別はつかない。3本で区別のつくようにするには、パワーコードほどは馴染みない押さえ方が必要である。4本になってしまえばほとんど区別できる。6本はきれいなハーモニーを聞かせるためだと思って差し支えないと思う。

ルート音のフレットは覚えよう

ルート音に関しては以下の表を見て覚えるしかない、というか繰り返し弾いていれば身に付いてくるはずである*2

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網掛けはポジションマークの付いているフレット。0fと12fは1オクターブ違い。0fは開放弦(何も押さえずに出る音)、空白は左隣♯,右隣♭(たとえば6弦2fはF♯,G♭)。

コード各論

最頻出のメジャー(□)とマイナー(□m)

すべての基本となるメジャーコードは、2本押さえのパワーコードで表現できるが、他のコードとの区別はつけられない。3本押さえだとオクターブ違いの音が重なって、ちょっと音に迫力が出てくる。これならメジャー/マイナーかm7か7かくらいの区別はできるようになる。まずこの最も基本的な2つのコードで、押さえ方には基本的に6弦ルート、5弦ルート、4弦ルート、5弦ルート亜種があることを整理する。

6弦ルート

2,3本だとメジャーかマイナーかの区別はつけられないが、私はメジャーとマイナーが連続してなければまあ区別しなくてもいいや、くらいの理念で弾いている。

  □, □m □, □m □m □m
1弦 x x x x 0 0
2弦 x x x x 0 0
3弦 x x 1 0 1 0
4弦 x 2 2 2 2 2
5弦 2 2 2 2 2 2
6弦 0 0 0 0 0 0
5弦ルート

6弦ルートの4~6弦と5弦ルートの3~5弦の押さえ方が一緒なのでずらしやすい。

  □, □m □, □m □m □m
1弦 x x x x 0 0
2弦 x x 2 1 2 1
3弦 x 2 2 2 2 2
4弦 2 2 2 2 2 2
5弦 0 0 0 0 0 0
6弦 x x x x 0 0
4弦ルート

4弦の各フレットからなる音をちゃんと覚えてないのと、3フレットずれると大変なので使いこなせていないけど、やっぱりコードも高音だと映えるので、使えるようになると音の幅が広がりそう。

  □, □m □, □m  □  □m
1弦 x x 2 1
2弦 x 3 3 3
3弦 2 2 2 2
4弦 0 0 0 0
5弦 x x x x
6弦 x x x x
5弦ルート亜種

ここまでの6,5,4弦ルートはルート音の弦が変わっても構成音自体は一緒だったけど、3本コードで3音使えて、4弦で□と□mを区別できる!あとアーティストのライブ映像とかMVで、なんか見慣れない押さえ方してるな―と思ったらこれだったという事が結構ある気がする。3本コードは割と手の形に従順な押さえ方。1弦は基本的に開放弦またはミュートにするようだ。

  □m □, □m
1弦 x x x x
2弦 -2 x x -2
3弦 -3 -3 -3 -3
4弦 -1 -1 -2 x
5弦 0 0 0 0
6弦 x x x x
実は兄弟の□sus4

sus4は長らく覚えることができなかったが、メジャーからマイナーにする時に下げる音を逆に上げる、ということを理解すればすんなり覚えられた。全然別人みたいな名前が付いてるけど実はメジャー、マイナーと3兄弟だった。

  □m sus4 □m sus4 □m sus4
1弦 x x x x x x 2 1 3
2弦 x x x 2 1 3 3 3 3
3弦 1 0 2 2 2 2 2 2 2
4弦 2 2 2 2 2 2 0 0 0
5弦 2 2 2 0 0 0 x x x
6弦 0 0 0 x x x x x x

つのパワー7th活躍!セブンス系(□7、□m7、□M7)

□7、□m7、□M7の順に□セブンス、□マイナーセブンス、□メジャーセブンスと呼ばれる(□M7は□maj7や□△7と書かれることもある)。

ここまではごまかさずに識別できるコードを弾いておきたい。逆に言うとこれ以降はだいたいアクセントとなる場所で出てくるくらいなので、最悪パワーコードとか近いコードでごまかしてしまえばいい(自分の力量を認識しながら自分だけで楽しむ分には)。私はフォロワーさんが紹介してくれた、ギター・マガジンでかつて赤い公園の津野さんがしていた連載記事を参考に3本弾きで弾いている。本稿においては私は「つのパワー7th」と命名する*3。5弦ルートの□7は指の位置的に、4弦は省略しないで押さえてしまったほうが楽だと思う。ちなみに前節と同様、m7、7、7sus4も三兄弟である。(M7と兄弟というわけではないので注意)

6~4弦ルート

津野さんがギタマガで紹介してくれたのは5弦ルート。6弦ルートも比較的簡単に導ける。4弦ルートは一応書いてみたけど、ほとんど使ったことない。

  □m7 □7 □M7 □m7 □7 □M7 □m7 □7 □M7
1弦 x x x x x x 0 0 0
2弦 x x x x x x 0 0 0
3弦 0 1 1 0 1 1 0 1 1
4弦 0 0 1 0 0 1 0 0 1
5弦 x x x 2 2 2 2 2 2
6弦 0 0 0 0 0 0 0 0 0
  □m7 □7 □M7 □m7 □7 □M7 □m7 □7 □M7
1弦 x x x x x x 0 0 0
2弦 1 2 2 1 2 2 1 2 2
3弦 0 0 1 0 0 1 0 0 1
4弦 x x x 2 2 2 2 2 2
5弦 0 0 0 0 0 0 0 0 0
6弦 x x x x x x x x x
  □m7 □7 □M7 □m7 □7 □M7 □m7 □7 □M7
1弦 1 2 1       1 2 2
2弦 1 1 0       1 1 2
3弦 x x x       2 2 2
4弦 0 0 0       0 0 0
5弦 x x x       x x x
6弦 x x x       x x x
□m7と(□+3)って似てない?

どうも□m7と□よりも□m7と(□+3)(たとえばCm7とD♯)のほうが似ているな…と思ったら、実は5,6弦ルートm7のつのパワー7thと4,5弦ルートのパワーコードではルート音が違うだけだった!!ということで、冒頭に示した表では□,□m系の標準コードの5,4弦ルートと7th系の6,5弦ルートを同じ行に書いてみた(つもりだったけど2枚の画像を横に並べられてないので、そうみえないかも)。

  Cm7 D♯ Cm7 D♯
1弦 (8) (6) (3) (3)
2弦 (8) (8) 4 4
3弦 8 8 3 3
4弦 8 8 (5) 1
5弦 (10) 6 3 x
6弦 8 x x x
□m7-5

m7-5は先ほど紹介した3本弾き(つのパワー7th)だとm7と一緒になる、というか、違うところがまさに押さえてないところを1フレットずらすかどうかである。5弦ルートはギザギザコード、4弦ルートは1~3弦だけ1fずらしコード、と、押さえ方は簡単なのに、m7の亜種であるために名前は複雑。

  □m7 □m7-5 □m7 □m7-5 □m7 □m7-5
1弦 x x x x 1 1
2弦 x x 1 1 1 1
3弦 0 0 0 0 2 1
4弦 0 0 2 1 0 0
5弦 2 1 0 0 x x
6弦 0 0 x x x x

アクセント系でよく見る□dim、□add9

本節が、sus4やm7-5と並んで現時点の私が一番参照したいところである。一緒になってしまうコード名がルート音+3文字以上になるともうやる気なくすよね。でも既出の3本コードでは違いを表現できないから、違いを出したかったら第4の音を弾くか別の3本押さえをせざるを得ない。あんまりよく理解していないので、この節に関しては気が向いたら覚えよう!ってしちゃった(笑)

他の基準となるコードとの違いを検討するのは諦めて、4本コードの形が覚えやすいのがdim。4弦ルートだとギザギザ。5弦ルートだと3弦がちょい低め。

add9はとりあえずルート音に比べて2f分(全音)高いのを足せばいいらしいが、どこを足せばいいかが厄介。とりあえず正解の一つは標準5弦ルートで2弦を□mより更に1f低くすることらしい。標準6弦ルートでも同じように3弦を低くできそうだが、あまりそんな事をしている人はいなかった。どうやら6弦ルートなら1弦を変えるようだ。最高音に足すってことか(気づき)。確認できたのは5弦ルート、6弦ルート、5弦ルート亜種の3パターン。

  □dim □dim □add9 □add9 □add9
1弦 x 1 x x -2 0 x x
2弦 1 0 2 0 -2 -2 -2 0
3弦 -1 1 2 2 -1 -1 -3 -3
4弦 1 0 2 2 0 0 -1 -1
5弦 0 x 0 0 x x 0 0
6弦 x x x x x x x x

 

クリシェに向けて体得したい□aug、□6

おジャ魔女カーニバル!!のAメロ後半とか、KOIKIのサビ前半とかに登場する「クリシェ」というコード進行は、コードの構成音を一つだけ1音ずつ高くしていくもので、どこの音を変えるかによって、□→□6→□aug→□7型とか、□→□M7→□7型とかがあるそうだ。さてここでは□augと□6がどんなコードかを整理するため、前者を取り上げる。このクリシェは、5弦ルート亜種を出発点とする。4弦はずっと同じ音なので弾かなくてもいいんじゃね?!と思いついたのがパワークリシェ。よく見たらこの2,3,5弦は5弦ルート、6弦ルートの3~5、4~6弦と同じ構成音だった!5,6弦ルートでクリシェをやらないのは、おそらく5弦ルート亜種で3弦R-3~0fに相当するのが4,5弦のR+2~5fで、5フレットも離れる押さえ方がおよそ不可能だからだろう。

aug □6 □7 aug □6 □7
x x x x x x x x
-2 -2 -2 -2 -2 -2 -2 -2
-3 -2 -1 0 -3 -2 -1 0
-1 -1 -1 -1 x x x x
0 0 0 0 0 0 0 0
x x x x x x x x

あんま見ないけど理解はしておきたい□mM7

メジャーマイナーセブンスなんてまた贅沢なことをしてもうて、どういうこっちゃ、と思うわけだけど、□m7が□7に対して下げているフレットを、□mM7が□M7に下げればいいというだけの話らしい。つまり、mをつけるかとMをつけるかは独立したオプションとして用意され、全部載せしちゃったのが□mM7。

  □7 □m7 □M7 □mM7 □7 □m7 □M7 □mM7
1弦 0 0 0 0 0 0 0 0
2弦 0 0 0 0 2 1 2 1
3弦 1 0 1 0 0 0 1 1
4弦 0 0 1 1 2 2 2 2
5弦 2 2 2 2 0 0 0 0
6弦 0 0 0 0 x x x x

6弦ルートでは3、4弦がそれぞれm、Mを司り、5弦ルートでは3、4弦が司る。

冒頭の表では、なんとなく個人的に馴染みあるのがm7だからm7を基準にしたけど、mM7に関しては、□7を基準にしたほうが理解しやすかったな。

結構出てくる分数コードをかいつまんで:E/G♯型とE/F♯型

分数コードは基本的に分子のコードのルート音だけ分母の音にしてしまえば弾ける。基本的に、というか、その弾き方で解決するのはだいたいこの2つ。C/E型とC/D型というのは、分子と分母がそれぞれ4フレット・2フレットずれているものを称している。いつも6弦または5弦のルート音だけ2フレット低く弾いているのを、前者は2フレット高く、後者は一緒にしてしまえばいい。

  E E/G♯ E/F♯ E E/G♯ E/F♯ E E/G♯ E/F♯
1弦 x x x x x x x x x
2弦 x x x x x x 5 5 5
3弦 x x x 9 9 9 4 4 4
4弦 2 2 2 9 9 9 2 6 4
5弦 2 2 2 7 11 9 x x x
6弦 0 4 2 x x x x x x

相変わらず4弦ルートが馴染まない。4弦ルートは、パワーコードに6弦分母音を足すやり方もよく見る(例:ふわふわ時間)。ていうかそっちのほうが良いのかも。あと5弦ルートのE/F♯から6弦ルートのBに移行しやすい。

さて、5弦ルートを出発点にすると、元のルート音と同じ弦でその音を押さえるのが人体構造的に不可能な場合がある*4。そういう時にもう一本低い弦を押さえても良い。先述した4弦ルートも多分その一例。あと3本コードだとつのパワー7thと同じ押さえ方になる分数コードもこの一例。

  E/G♯ C/A Am7
1弦 x x x
2弦 5 x x
3弦 4 5 5
4弦 2 5 5
5弦 x (3) (7)
6弦 4 5 5

分数コードは選択肢がめちゃめちゃ増えるのでまとめきれんかった。まあ仕方ない。

番外編:高音だけ鳴らす押さえ方 ~「消えない」と「ふでペン~ボールペン~」から学ぶ~

たまにギターリフで使われるのが、ルート音を含まない高音の弦だけ鳴らすやつ。たとえば赤い公園「消えない」のドチャクソにかっこいいギターで始めるイントロは、Gm→D♯→Cm→Fの1~3弦だけ鳴らしている。表中のカッコは鳴らしていないが鳴らしてもいい。

  Gm D♯ Cm F
1弦 10 (6) 3 (8)
2弦 11 8 4 10
3弦 12 8 5 10
4弦 (12) 8 (5) 10
5弦 (10) (6) (3) (8)
6弦 x x x x

また、「けいおん!」の劇中で放課後ティータイムが制作した「ふでペン~ボールペン~」でも、サビのメインギターが、E→A→C♯m7→F♯→A→E/G♯→F♯m7→Bと遷移するコードの2~3弦だけ鳴らしている。

  E A C♯m7 F♯ A E/G♯ F♯m7 B
1弦 (7) (9) (9) (9) (9) (7) (9) (11)
2弦 9 10 9 11 10 9 10 12
3弦 9 9 9 11 9 9 9 11
4弦 (9) (7) (9) (11) (7) (6) (11) (9)
5弦 (7) x (11) (9) x x (9) x
6弦 x x (9) x x x x x

ルート音の弦移動が激しく、こんなのありか!Σ( ̄□ ̄;)ってなる。E/G♯についてはこんな押さえ方を載せたサイトは見かけなかったけど、G♯を押さえるのに一番合理的なのはたぶんこう。

とりあえず思い当たった2曲を挙げたけど、たぶん他の色んな曲のアルペジオとかでも高音だけ使っているんじゃないかと思う。高音弦数本に限ると、コードを構成する音の組み合わせはとてもたくさんありそう。ギターリフを理解するヒントになりそうなので、色々研究してみたい。

参考文献

コードの押さえ方は以下のサイトと注釈で紹介した書籍を中心に知った。

guitar-hakase.com

↑コードの押さえ方だけでなく、初心者の知りたいいろいろなことをまとめてくれているサイト。

www.aki-f.com

↑コードの押さえ方を網羅。

music-thcreate.com

クリシェの説明がわかりやすかったサイト。

↑つのパワー7thの参考にさせていただいたギター・マガジンの該当記事紹介ツイート。津野さん本人がファンクラブのブログで言及してくれていたこともあったけど、そのサイトは今はない。

 

22/2/23提出 22/3/08公開

*1:おすすめはいちむらまさき著「ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論 600個のコードを導く7のルール」である。

www.rittor-music.co.jp

*2:まあそれはこれから書く内容全てに当てはまるので身も蓋もないが、ルート音は全てのコードに付随するので、頻度はけた違いなのである。多分他のコードも基本的な押さえ方から体が覚えていくと思う。

*3:めちゃめちゃ変わった押さえ方というわけでもないので、津野さん以前に思いついて使っている人がいてもおかしくない、というかいない方がおかしいかもしれないが、私は津野さんから教わったので本稿ではこう呼ばせてもらう。

*4:そういえばクドカン映画「TOO YOUNG TO DIE!」で人間じゃ絶対弾けないコードを複数名で弾くシーンがあって、ギター弾いたことない当時めちゃめちゃ笑った。