はじめに
ゴールデンウィーク。それは鹿児島市民にとって、北海道物産展の季節である。市内の老舗百貨店「山形屋」といえば、最上階の食堂名物焼きそばと北海道物産展というくらい(私が勝手に言ってるだけ)、山形屋を象徴付けるイベントである。
山形屋ではGWと11月の年2回、北海道物産展が開催される。その売上は全国の北海道物産展で最大なのだ。パッと見つかった以下の2018年の記事によれば、秋の物産展の売上高は、2000年から当時の最新年度である2017年まで18年連続全国1位。
まあ3週間もかけてるんだから当たり前かもしれないが、1年のうち連休を含む延べ1ヶ月以上も、北海道が鹿児島に物産展の開催地として滞在しているという事実が、鹿児島市民と北海道物産展との絆を表している。しかし10億円超えってすごいな。鹿児島市の人口60万人で割っても一人当たり1600円、鹿児島市民の3分の1が来るとしたら一人当たり5000円…！
これだけ鹿児島市民の財布の紐が北海道物産展に対してガバガバである最大の要因は、おそらく飛行機でも羽田で乗り継がないとたどり着けないその遠さだろう。鹿児島市民にとっては、数万かけないと行けない北海道が向こうからやって来てくれるようなものである。そりゃあ往復の交通費がかからないことを考えたら、物産展で羽ばたいていく1万円や2万円くらい安いものなのだ。
前置きが長くなったが、私も鹿児島に引っ越してから3年半ちょっとで北海道物産展にどっぷり浸かった市民の一人である。私が今年(と一部去年)買って美味しかったものを写真とともに紹介する。
海の幸
まず最初に紹介するのは海の幸。かに弁当はフロアでかにをほぐして詰めていた。いくらも激うま。初めて行った物産展で同じ弁当を買って、美味しくて我を忘れて頬張っていたらほっぺたの内側を噛んで痛かった。
昨年の秋にはカニ鍋を食べた。めちゃめちゃ美味しかった。物産展の良いところは素材を持ち寄るだけで素敵ホームパーティを開けるところだ。他にも今年はタコのペペロンチーノ（オリーブオイル漬け）を買ってパスタと和えて食べたけど撮り逃がした。パウチのいかめしも美味しかった。裂け目が不思議だった。
陸の幸
北海道の陸の食べ物といえばうしさん。カフェラテソフトと揚げたてのビーフカレーパンがめちゃめちゃ美味しかった。以前食べたホタテカレーパンも最高だった。これもこのフロアで発酵して揚げてた。美味しくないはずがない。冬になるとジンギスカンが美味しい。でも昨年秋はたしか前半しか売ってなくて買い逃した。以前寮に住んでた時に道産子寮生が実家から送ってもらったジンギスカンをパーティーで振る舞ってくれたのが美味しかったのを今でも覚えている。今年こそはっっっ！！
ラーメンとかザンギ（唐揚げ）とか和牛フレークとかも美味しそうだったけど毎度キャパオーバーで見送ってしまう。飲み友達は親に頼まれて年末年始のための松前漬けを昨秋に買っていた。
酒
酒が一番枚数多くなっちゃった🙄まずビール編。北海道のビールと言えばサッポロクラシック！！しかしクラフトビールも盛んに売られている。網走ビールは網走駅にビール館を構えていて高級な焼肉が食べられると聞いたことがある。青色の流氷ドラフトを売っていて有名だが、お味の方は…🙈でもこのホワイトエールとゴールデンエールは美味しかった！
ノースアイランドビールはクラフトビール業界では有名なブルワリーだと思うけど、物産展では初めてお目にかかった気がする。麦で雪の結晶みたいな六角形を作っているロゴがおしゃれ。とりあえずコリアンダーホワイトだけ飲んだけどおいしかったー。
私が北海道物産店で一番虜になったのはずばりワインです！！赤も白もぶどうの甘みが口いっぱいに広がって美味しい！！あまりに気に入ったのでググってオンラインで買おうとしたら、ファミマで全国発売していることが判明して、一時期10日に1本くらい空けてた！
おやつ
チーズケーキ、めちゃめちゃいろいろあってどれを買えばいいか悩む。でもこのミニバスクチーズケーキは美味しい。写真を撮る意識が食欲に吹き飛ばされて、一口かじったあとがある🙈ルタオのドゥーブルフロマージュも毎年買って、人が集まる機会に開けて食べている。
ほかにもおかきとかじゃがポックルとかの乾き物、ロイズとかのチョコレート系、マルセイバターサンドも強い。
終わりに
想像以上に写真を撮っていなくて、北海道の前には食欲が最優先されるサマが露呈した。ていうか食レポになってない。物産展の魅力が全然伝えられてない気がする。真価はあなたの近所で開催される物産展でヨウチェケラー。北海道行きたい！！！
