読み鍋屋

杓子を逃げしものや何

作業効率を上げる悪あがき 鹿児島のお店編

はじめに

私は元来努力が苦手な人間だ。私のプライベートの座右の銘は「凛々爛々」、仕事での座右の銘は「Done is better than perfect.」。「継続は力なり」みたいな格言は私とは無縁だ。だって継続出来ないんだもの。常識的な人間にとっては毎日することが当たり前なことも、人に言ったらドン引きされるレベルでできない。*1モチベーションが高いときの生産能力には自信があるが(このブログの最近の記事で言えばリコリコの全話レビューとか)、一ヶ月単位、年単位の計画を抱えたときに、それなりのモチベーションがあるときの生産能力に基づいて工程を組むと大抵進捗が遅れる。

そんな私の人生で、指折りに重要な締切まで一ヶ月を切った。本業において3年計画のクライマックスを迎えつつある。高い生産能力を一ヶ月保持すれば結構いいものが出来上がると踏んでいるが、先述したように私はその自らの生産能力に信頼をおいていない。そこであらゆる手を尽くして生産能力を上げる悪あがきをしている。

ここ何年かの経験から見えてきた、生産能力が低い、つまりやるべきことができないときの要因は「成果が期待できない」「面倒くさい」「マンネリ」のいずれかである。「成果が期待できない」に関しては幸いにしてクリアすることができた。今は言わばラスボスを倒し終わり、ザコ敵をあしらいながら崩れ行く城から逃げ出しているようなフェーズである。「面倒くさい」に関しては、締切が近づいて切羽詰まってくるとだんだん薄れてくる。というか面倒くさいことが山積していて、「今はこの面倒くささは解消できなさそうだけど、こっちの面倒くささはなんとかなりそうだ」みたいな選択ができるようになる。それでも本当に手が動かないときもあるけど、そういうときの解決法は別稿で述べることとする。本稿では「マンネリ」を解消するために私が取っている方策を紹介する。

そもそも私の現況のようなケースに限定しなくても、一般的に人生の舞台を変えるたびにモチベーションは上がるものである。引っ越したり、進学、就職、転職などによって属するコミュニティが変化するイベントは、人生に刺激を与えて一時的なモチベーションを上げられる。環境変化が落ち着いたころに気分が落ち込む現象に「5月病」と名がつくほどである。私の人生も、数年おきに大きく環境を変えることで、充実した人生を今のところ送れていると思う。

マクロな例で理解してもらえたところでミクロな視点に話を戻そう。コミュニティ変化ほどダイナミックな変化を日々与えるのは大変だが、ちょこちょこと場所を変えるだけでも効果はある。幸い飲食店で作業できるような経済的余裕がここ数年の私にはあるので、休日に作業をするときにはあちこちの店に行って作業をするようになった。

ようやく本題。鹿児島市内に住む私が作業をするのに重宝しているお店を紹介する。

全国チェーン編

コメダ珈琲店 鹿児島天文館

www.komeda.co.jp

言わずとしれた評判のコメダ珈琲店。上のサイトに「『街のリビングルーム天文館店でごゆっくりお過ごしください♪」って書いてあるしね。心強い。お腹が空いたときに行けばカツサンドシロノワールが待っている。コーヒーだけでもたっぷりサイズがあって、ゆったりした空間が広がっているので、数時間滞在するのにプレッシャーを感じなくて済む。ドリンクの回数券(チケット)もあって通うならお得に使える。最近お値段据え置きでチケットが1枚減ったので悲しい。コンセントが使える座席は半分くらいなので要注意。コロナ禍になってから営業時間が短縮したが、それでも23時まで開店していて助かる。

ドリンク:ブレンドコーヒー 480円
フード:カツパン 910円

モスバーガー 鹿児島マルヤガーデンズ前店

netorder.mos.co.jp

ファストフード店で一番好き。Wi-Fiがある。24時間営業なのがめちゃめちゃありがたい!!座席によってはコンセントもある。ドリンクは喫茶店より安いけど、ドリンクだけで長居するのは気が引ける。ちょっといいファストフードが食べたい気分のときに行くのがいいね。ちょっと足をのばして鹿児島ベイサイド店まで行くとよりゆったりしていて良い。ただし店内飲食は20時まで。

ドリンク:モスシェイク バニラ M 340円
フード:モスバーガー ポテトS・バニラシェイクセット 870円

ガスト 鹿児島城南店

https://store-info.skylark.co.jp/gusto/map/011597

コロナ禍になってタブレットがついたからなのか、全席にコンセントがついているのが何と言ってもポイント高い。料理を運んでくるネコ型ロボットがかわいい。テーブルがゆったりしていて、メニューも和食洋食中華スイーツ何でもござれなのが良い。ドリンクバーをつければ飲み物も飲み放題。食の充実度はダントツ過ぎて自炊意欲が減っていくのが難点。唐揚げがブランディングされているだけあってカラッと度も肉の詰まり度も高い。あとは若鶏のグリルとかハンバーグとか美味しい。戸建てで店の造りがゆったりしているので、基本的には長時間滞在するプレッシャーを感じなくて済む。ただし週末の昼間にはファミレスと呼ばれる通りファミリーで溢れかえる。元々ファミリー向けのレストランなんだからこの時間帯にガヤついているのは諦めよう。

フード:若鶏のグリル ライス・日替わりスープセット 1154円,から好し定食4個 699円
ドリンク:上記フード+110~274円,単品440円

マクドナルド 易居町店

map.mcdonalds.co.jp

コスパはなんだかんだマックが最強。ジャンクなものを飲み食いしたいときに。水はちょこっとしかくれないところだけ難点。ハンバーガーがここ3年くらいで50%も値上げしたのと、最近ポテトが供給難になったせいでクーポンがほとんど発行されないのが残念。コンセントは座席による。マックのコーヒー飲んだことないから美味しいのか知らない。まあ長居するハードルは低い。

ドリンク:コーヒー 100円
フード:ハンバーガー 150円

鹿児島ローカル編

Backerei danken (ベッカライダンケン) 中央店

https://www.instagram.com/danken.jp/

パン屋さんのイートインスペースで作業するのもおすすめ。なんせパンもコーヒーもそこまで高くない。そして鹿児島の市街地(中央駅、騎射場、天文館くらいをカバーする範囲)でイートインできるパン屋さんのなかで、私が一番好きなのがこのダンケンである。私の家からだと自転車で15分くらいかかるけど、それくらい足を伸ばしてでも行きたくなる。コンセントは使えない。Wi-Fiは使えたはず。イートインスペースが使えるのが17時までなので日中に利用するのがおすすめ。コーヒーが濃くて美味しい。なのに200円。

フード:あんバター 170円、ビコロール(ショコラ) 178円
ドリンク:アイスコーヒー 150円

マノン 天文館

https://www.instagram.com/cafe__manon/

古き良き喫茶店。コンセント、Wi-Fiなどのパソコン作業周りの設備はなく喫煙だが、美味しいコーヒーを飲みながらのんびり作業するできるのがなんといっても良い。店員さんがのんびりできる気遣いをしてくれる。私は赤い公園津野米咲さんがファンクラブのブログでこのお店を訪れたと書いていたのを見たのがきっかけでこの店を知った。このお店のコーヒーを飲んでみてから、コーヒーが飲めるようになったという点でも思い入れがある。閉店は19時くらい。やはり日中作業がおすすめ。ランチのハンバーグも美味しいよ。

フード:マノンバスケット ハンバーグ 1200円(コーヒー付き)…とクレカ明細には書いてあるけど記憶が定かじゃないので確認します…!

鹿児島市天文館図書館

lib.kagoshima-city.jp

最後に紹介するのは飲食店ではなく図書館。センテラスという商業施設の中にある開放的で小綺麗な図書館。中高生に混ざって自習机で作業できる。座席は予約制で、利用者カードを作って端末で操作する形式。1コマ30分から90分で1日2コマ利用できる。何よりお金がかからないこと、座席を選べばコンセントが使えることが良い。最大90分×2という時間の区切りも、時間経過に意識的になるので作業がはかどる(好意的解釈)。Wi-Fiは使えないので要注意。

フード、ドリンク不要 ふた付きの飲み物と併設カフェで購入した飲み物が持ち込み可。

まとめ

7つのお店(と図書館)を紹介した。値段やコンセントの有無などを表にまとめておく。気分と予算によって使い分けてみるのがおすすめ。ここで紹介した以外の作業できそうなお店には入ったことがほとんどないので、紹介してくれると嬉しい。あと天文館に自転車で来るときは、マルヤガーデンズの駐輪場に停めると館内で帰りがけに買い物すれば12時間無料になるのでおすすめ。パンとかお酒とかでも良い。

…まあこんな書いてても最近はいよいよ休日に別の場所で作業してる場合じゃなくなってきたんですけどね🙈

  開店 閉店*2 フード ドリンク Wi-Fi コンセント
コメダ珈琲店 7:00 23:00 910 480
モスバーガー 0:00 23:59 870 340
ガスト 8:00 23:30 699 440 ×
マクドナルド 0:00 23:59 150 100
ダンケン 8:00 17:00*3 350 200 ×
マノン 11:00 19:00*4 1200 500 × ×
天文館図書館 10:00 20:00 0 0 ×

*1:本稿の主題は読者をドン引きさせることではないので詳述は避ける。

*2:店内利用

*3:テイクアウトは18:00

*4:日祝19:30